二分脊椎症って知っていますか?

葉酸と二分脊椎症

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あなたは、二分脊椎症という言葉を聞いたことがありませんか? 二分脊椎症とは神経管閉鎖障害のひとつで妊娠時に胎児の神経管がうまく形成されないことによって起こる疾患です。症状に個人差があるため一概に語ることはできませんが、背中にこぶのようなものがある状態で生まれ、出産後すぐに新生児の手術が必要になる場合もある疾患です。

わが国における神経管閉鎖障害の発生率※(2011年)

米国やドイツなど欧米諸国では減少傾向にある二分脊椎症ですが、日本においては1974年には10,000人に2名未満の発症率から、2010年には10,000人に6名近くとなっており、発症率が減っていません。これは、年間100万人の赤ちゃんが日本で生まれているとすると、約600人の赤ちゃんがこの疾患を持って生まれてきている計算になります。

二分脊椎の発生率

この二分脊椎症を含む神経管閉鎖障害の発生原因のひとつとして、葉酸という栄養素の摂取不足があげられており、この葉酸を摂取することで発症リスクが低減することがわかっています。

この二分脊椎症を含む神経管閉鎖障害は、母体の葉酸不足が原因のひとつとされており、海外では主食となる食品に葉酸を添加することが法令で定められており、発症リスクをより低減するためには、妊娠に気づいてからの摂取だけでなく、妊娠する1ヶ月以上前(詳しくはこちら:赤ちゃんが欲しいと思ったら摂り始めたい栄養素とは?)から推奨量(詳しくはこちら:摂れてるのは理想の半分?! こんなに足りない日本人妊婦の栄養状況)を摂取することが重要です。

マルチビタミン・ミネラルサプリメントで
二分脊椎を含む神経管閉鎖障害リスクを92%低減

二分脊椎症の発症リスク低減のために、厚生労働省によって1日400 μg/日と勧告されているサプリメントによる葉酸摂取量ですが、それよりも多い800 μg/日の葉酸と、同じく妊婦にとって重要な、鉄、マグネシウム、カルシウム、マンガン、亜鉛といった栄養素が含有されているマルチビタミン・ミネラルサプリメント(=プレナタルサプリ)を、妊娠の1ヶ月以上前から摂取することで、神経管閉鎖障害のリスクが92%低減したというデータも報告されています。

二分脊椎の発生率

米国やドイツなど欧米諸国では減少傾向にある二分脊椎症ですが、日本においては1974年には10,000人に2名未満の発症率から、2010年には10,000人に6名近くとなっており、発症率が減っていません。

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